Part3-負けないためではなく勝つために

お読みいただく前に注意事項があります。今回からTBLで勝つための考え方を紹介していきますが、これはあくまで私個人の考え方であり決してすべてが正しいとは限りません。参考にはしても鵜呑みにはせず、読んでいただいた方の考え方の助けにしてもらえれば幸いです。

〇誰を狙うべきか、誰が狙われてるか

マッチに入った時、「(プレイヤー名)から倒そう」とチャットが飛ぶ事があります。3人で狙いを絞れば倒しやすいのはもちろんですが、大抵の場合そのプレイヤーがキーマンで倒せば試合が楽に進む事が多いです。では何を基準にキーマンを考えるのか、マッチの例を見ながら説明します。

敵チーム

  • プリドルエクソ(補助クレ)
  • 陰陽セージシャドウ(火力ウィズ)
  • プリオラドク(補助クレ)

この構成の場合誰を狙えば勝ちやすいと思いますか?もちろん人によって意見は分かれますが、大体の場合味方がどんな構成でも火力ウィズを狙おうって話になります。倒してもプリに復活させられちゃうじゃんと思うかもしれませんが、復活したウィズさえ倒せば相手は火力のほとんどを失う事になります。リザレクションは一度しか適用されないからです。味方が死にづらくなり一気に動きやすさが増します。

敵チーム

  • ペルロデテンプラー(耐久ソド)
  • プリオラインク(補助クレ)
  • 陰陽セージシャドウ(火力ウィズ)

ではこの構成の場合どうでしょうか。味方の構成次第とか、火力ウィズと補助クレで意見が分かれそうですが、私はプリオラインクを狙うかなと思います。テンプラーのシールドとプリーストのリバイブを両方剥がすだけでそもそも大量の火力スキルを使わされ、その後火力ウィズを倒しても復活されたらもう一度仕留める術に乏しいからです。一度も蘇生させたくないからプリから、という訳ですね。多少の意見の違いはあれど、試合中は特定の一人を徹底的に狙う事が多いわけです。味方同士のフォーカス(狙い)が合わないと、 せっかく瀕死にしても回復されたり、とどめを刺し切れず逆転を許してしまいます。硬い敵より柔らかい敵から、火力が出ない敵より火力が出る敵から、そして味方が拘束スキルで捕まえた敵にしっかりとフォーカスを合わせて倒し切ることを意識すれば勝率は上がって行きます。

そしてこの"ケースバイケース"の一言で済まされそうな内容をわざわざ説明したのは、もう一つの重要な事実「味方も3人のうち誰かが徹底的に狙われる」ことを意識して欲しいからです。自分が狙われている時、足を止めてスキルを撃てば相手にとって恰好の的です。また、味方の誰かが狙われている時、自分は比較的安全にスキルを撃てるチャンスですから、援護したりその隙に別の敵を倒さないと、味方は死にます。

相手の誰を狙い、味方の誰が狙われているか。ぜひ意識してみてください。

〇クールダウンと効果時間

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これはTBL中のプレイ画面です。アドオン一切なし。赤枠で囲っている範囲がプレイ中に確認することの多い箇所です。

①は自分のバフデバフ、効果時間、味方のHPとSP、受けているバフです。自分のHPはキャラクター上のバーで見る事の方が多いです。

②は今ターゲットしている敵のバフデバフ、残りHP。ここは余裕がある時やどうしても切れて欲しいバフがある時だけ確認します。重要ですがいかんせん小さくてパッとは見づらいです。

③は自分のスキルのクールダウン。これはPvPに限らずしっかり見ている人が多いのではないでしょうか。

ここまでは理解も納得できると思います。

でも④の試合時間をなぜ頻繁に確認するのか?これは残り時間を見るのではなく、相手がスムージーを使った瞬間や、相手にリバイブが掛かっているのを確認した瞬間に見るものです。この行為は勝つためにめちゃくちゃ重要です。残り時間2:50の時にリバイブが掛かってるのが確認できれば2:20には確実に切れる。相手がスムージーを使った瞬間が2:30なら、残り時間2:05には効果時間が切れる。いちいち頭の中でカウントダウンしたり、ターゲットを合わせて右上を見る必要はないわけです。この二つに限らず敵味方の重要なスキルの効果時間とクールダウンを把握すれば攻め時、守り時を組み立てやすくなります。味方の拘束スキルが使えるようになるまで自分の火力スキルを温存したり、相手の回避スキルがクールダウン中に超火力のスキルをぶち当てれば試合を決定づける事もあるでしょう。相手が残り僅かのスムージーの切れ際にスキルを撃って来ると予測できていればフォアテルやサムサラを先に合わせるなんて事もできます。自分にはスキルがあり、相手のスキルはクールダウン中という絶対に勝てる時間を、強いプレイヤーは見逃しません。全部のスキルは無理でも、大事なスキルさえ把握できていれば思考が変わり、思考が変われば動きが変わります。試合中にハッと思ったら、残り時間を見ましょう。もちろん、時間を見すぎて相手の動きを見逃すことがないように。

〇"勝ち方"を見失うな

TBLにおいてどうしても捨てて欲しいものがあります。それは「とにかく死なないようにしよう」という考え方です。これがどんなに不要なものか説明します。

相手の超火力で何もできずに死んだ時、それで連敗してしまった時、特にこの考え方はあなたにすり寄ってきます。でも思い出してください、Part1で紹介したTBLの勝利条件は相手チームを全滅させるか、3分経過時に体力で勝っている事ですよね。極端な話、あなたが生きているか死んでるかは勝利条件に関係ないのです。本当に必要な考え方は「どうすれば相手チームを先に全滅させられるか」です。もしあなたが何も出来ずに死んでしまったとしても、次のラウンドであなたが意識するべき事は「不用意な死に方を避けて、自分の役割を遂行する」これだけです。火力役なら一人でも多く倒し、少しでも多く相手のHPを削る。支援役なら一秒でも長く自分を含めた味方を生かしたり、行動不能技で相手に隙を作る。その結果死んでも味方が相手チームを倒し切ればあなたの勝ちです。何も為せずに生き残るより、倒れてでも何か為すべきです。もちろん何も為せずに死ぬのが一番良くないですからPart2で紹介した要注意スキル等には気を払いつつも、勝つために攻める姿勢を忘れず時にはリスクを背負って勝負する事が大切です。

 

このPartは書き方次第では誤解を生んでしまうため、文章づくりにとても苦労しました…。そのせいもあってかPart1、Part2より少し短めになりましたが試合中に意識すれば変わるよ、というポイントをしっかりまとめられたかなと思います。また、読んでいて「これは違うんじゃない?」と思った部分があればその感覚を大事にしてください。そこからあなたの持論が、戦術が生まれて、TBLを大きく変えるかもしれません。

最後までお読みいただきありがとうございました。次回以降は目指すべき装備の性能や、ビルドに合わせたカードなどのセッティングについて書きたいのですがアプデの内容が怪しいので持ち越しになるかもしれません。あと気が向いたら番外編としてレジェンド白カラスをスキップとかなしでがっつり攻略する記事も書きたい気もします。質問等あればお気軽にコメントでもTwitterリプライでもお待ちしています。それではまた次の記事で。